開発中止のホラーゲーム、Year Of The LadybugがIndiegogoで復活!

Year Of The Ladybug

制作に多くの時間とコスト、人的リソースの必要なゲーム業界では、残念ながら注目されつつも開発中止となってしまうケースが多々有ります。多くの場合、それは中止になったまま闇に消えていくわけですが、今回Year Of The Ladybugは幸運にも復活の機会を得ました。

Year Of The Ladybugとは?

Year Of The LadybugはインディーデベロッパーのMintMentisStudiosによって企画され、2016年にトレイラーを公開、その後2017年に惜しまれつつも開発が中止されました。この時、高いクオリティを実現するための共同開発者を獲得することが出来なかったことが原因とされています。

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その時のトレイラーは今でもYouTubeで見ることが出来ます。
サイレントヒルの様な非現実性の強いサバイバルホラーとして設計されており、クリーチャーデザインのみならず、奇怪な世界観をコンセプトアートで表現しています。
この頃はクラウドファンディングではなく、共同開発会社を見つけることで製品化を実現したいと製作サイドは考えていたようです。

ただホラーゲームというジャンルの難しさか、より良いパートナーシップを結ぶことが出来ず、開発は中止となってしまいました。

Indiegogoにて復活

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キャンペーン運営者のDave Kang氏によると、ゲーム化は2017年下旬に開発中止が決定し、その後はアートブックの開発に移行したそうです。

今回そのアートブックがアメリカのクラウドファンディング大手Indiegogoにてクラウドファンディングを実施しています。私も資金調達を行ったことの有るサイトで思い出深いですね。

リワードは複数設定されており具体的には、

・6ドルのポストカード
・18ドルのPDFファイル
・40ドルのクリーチャー自画像製作サービス
・68ドルのハードカバーアートブック
・120ドルの全部入り

といった感じです。全部入りパックは既に20名の販売枠が完売しています。
自画像を使ったクリーチャー製作サービスはかなり人気で、既に40ドルの枠も埋まりつつ有ります。

目標達成額は約30万円で、既に150万円を超える出資金が集まっています。今回のアートブックの成功は、ゲームの開発再開などコンテンツ開発のキーとなるそうで、この成功が次のステップに繋がると良いですね。