クラウドファンディングは秒速で公開しろ

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クラウドファンディングはプランニングが大事、一つ一つの企画をじっくり練って、事前にPR活動を行って、最良の結果を目指すべし、というのが市場の鉄則ですが、最近100万円以下の小規模プロジェクトならもう少し異なるアプローチが有るのではないかと考えるようになりました。

それが"クラウドファンディング秒速で公開"論です。

クラウドファンディングのコストは低く抑えられる

まずクラウドファンディングの仕組みを再確認してみましょう。

クラウドファンディングサイトの多くが、資金調達の目標額を上回ることが出来ないと、資金を受け取れないAll ot Nothin形式を採用しています。裏を返すと、仮に資金調達に失敗した場合、キャンペーン運営者側は何ら行動する責任を負うことが無いため、費用が発生することがないということです。

もちろん製品の試作開発費は事前のコストとして支払わなければなりませんが、自分のアイディアを公開して出資を募るだけならクラウドファンディングは驚くほどローリスクで運用することが出来ます。

そのため、優れたアイディアとそうでないものの双方を気軽に公開することが可能です。クラウドファンディングを秒速で公開する理由はここに有ります。

つまり有効なアイディアも有効でないアイディアもまず顧客の反応を見ることが出来るわけです。

アイディアは無限大だが貯めておいても無価値

クラウドファンディングの世界ではアイディアマンほどチャンスに溢れています。キャンペーンページを立ち上げられるかどうかは自分自身の発想にゆだねられているため、単純に手数に勝るアイディアマンタイプは有利だからです。

問題はアイディアは外部に発信しないとその価値を生みません。プロジェクトが進展してから出資を募りたい気持ちも分かりますが、まずはアイディアを公開するという姿勢がとても重要です。

では自分から見て見込みの無いアイディアでもクラウドファンディングにかけてみるべきなのでしょうか?
答えは、それをやるリソースが有るならYesです。そもそもアイディアに芽が有るかを確認するのがクラウドファンディングですし、もし資金的・人的リソースに余裕が有るなら荒削りで粗雑なアイディアでもクラウドファンディングしてみるべきでしょう。

ただ多くの方にとって100のアイディアが出てもそれを全て実行に移すのはいろいろな事情が許してくれないため、ある程度の絞り込みは自然と行われますが…。

ただし不利な部分も

秒速公開論では準備期間に1週間から即日を想定しているため、事前にPRする余裕が有りません。これはクラウドファンディングのセオリーから少し外れており、出来るなら対策を打つべきポイントです。完全な新規企画ではKickstarterのProject we loveに掲載されたり、何かしら波に乗った展開が必要でしょう。

可能ならフォロワー数の十分なSNSアカウントや、PVの多いWebサイトを既に持っておくなど、急な展開でも迅速に情報を伝えられる何らかのメディアを持っておくのが理想的です。

クラウドファンディング、秒速で公開できませんでした・・・

www.crowdfundingweak.com

仕事中にふとアイディアが思いついて「これはいける!」と考えた私は早速キャンペーンページの製作にかかりました。しかしそこには秒速で公開できない仕組みが・・・。