Quickstarterの事例紹介! 始める前に確認しておきたいことなど

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前回Quickstarterに関して厳しめの記事を書いたのでモデルケースを紹介してフォローしたいと思います。

溶岩をイメージしたキャンドル台、LAVA CANDELABRA

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LAVA CANDELABRAは溶岩を模したコンクリート製のキャンドル台で、中でキャンドルを灯せばまるで溶岩が燃え盛っているようなビジュアルになります。表面も適度な気泡がごつごつしており、いかにも溶岩らしい見た目です。

これは51人のバッカー、10万円以上の出資金を集めたQuickstarterの中でも当たり企画です。規模としてもまさにQuickstarterの意図した規模で、モデルケースとしてはふさわしいと思います。

木製の組立てダイス、Big DICE

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これは木材をレーザーカッターでくりぬいた組立て式のダイスで高さ6cmとダイスとしては少し大きめなのが特徴です。素材も一般的な木材のため、それほどコストがかからず、Quickstarterに出展するには適しています。

見た目の凄く可愛いおもちゃなので、ちょっとした贈り物にも良いですね。現在3人のバッカーから1万円近い出資を集めています。

5000円以上のリワードを設定する方法

Quickstarterにはリワードは5000円までというルールが有りますが、これには抜け穴が有るようです。個数を増やすことでこの上限をすり抜けることが出来ます。

例えば3000円の製品を2つで6000円のリワードという作り方はセーフとみなされます。ですから少しでも多くの出資金を集めたいなら、まとまった個数が捌ける様なキャンペーンにするのも手ですね。

Quickstarterそのもの制約が大きく感じる

今回挙げたキャンペーンはどれも30万円以下の調達額です。

また一つの特徴としてガジェットそのものでは無くそのケースなど、より構造がシンプルでキャンペーンそのもの規模の小ささが目立ちます。これは目標調達額を10万円以下にしないといけないなど、キャンペーンを小さくまとめることを求められるQuickstarterのルールがかなり効いている印象を受けます。

見込み調達額を低くせざるを得ないのであまりにも小さくまとまってしまい、その点からもQuickstarterとは何なのだろう・・・と感じさせられます。アイディア勝負なのは良いのですが、コストは全くかけられないため、通常のKickstarterキャンペーンに比べると大きく見劣りするのも事実です。

勿論限りなく0円に近い出資額でも成功とみなせる人には良いのですが、現状Quickstarterのルールに合わせても、ただ集まる出資金が少なくなるだけではないか、という印象はぬぐえません。

なのでこれからQuickstarterに取り組む人は結構覚悟しておいた方が良いと思います。